ソリューション事例

製造及び物流業務のIoT化の現状と活用事例

製造管理

IoT×デジタル化の導入による
生産性・原価精度・品質の向上を実現

WHAT

目的
  • 人為的ミスを軽減させるため手入力で行う作業のデジタル化
  • リアルタイムでの在庫数の把握
  • 過剰在庫の軽減
  • 現場作業員への材料投入指示をタブレットへ表示

WHY

導入の背景

プラスチック製造工場では、主に3分類の材料よりプラスチック製品を作成しています。その中で、下記問題を抱えており、手作業や目視確認が多いのため作業に相当な時間がかかっていました。

  • 紙袋などが重なった状態で保管してるため、現品票を取り付けられない。
    ⇒現品票の貼り付けはなく、目視で数量を確認している。
  • 材料の一部を使用した場合に対応ができない。
    ⇒未使用か、全て使用済みかでしか管理できていない。在庫数がわからない。
  • 現場作業員の手作業と目視による確認が多い。
    ⇒材料名や重量をメモし、システムに手入力しているため転記漏れやミスが起こりやすく、最初に誤記入や記入漏れがあると、最後まで間違ったままになる。
  • 誤った材料を投入してしまい廃棄製品が出てしまう。

HOW

導入検討

「IoTによる見える化」改善として、モバイル端末・QRコードで在庫を管理することにしました。

point01

パレット単位で重量を管理

パレットごとに現品票を張り付け、パレット単位で重量を管理することで、紙袋1つ1つに現品票を貼る必要はない。

point02

使用分のみを登録する。

材料の一部を使用する場合は、使用分のみを登録することで材料の使用量が把握でき、残量も管理できる。

point03

全ての作業においてモバイル端末を利用

モバイル端末を利用してQRコードを読み取り、使用した重量など入力することで、自動で集計されるため棚卸の時間が大幅に短縮でき、入力作業が少なくなるため転記ミスの削減が図れる。

point04

誤投入を防止

材料投入工程において、製品毎に分量等の指示をタブレットで行うことで誤投入を防止する。

RESULT

効果

【改善後】作業工程

【改善後】現場作業

【改善後】管理端末

  • システム入力から現品票印刷までをモバイル端末で操作可能
  • 管理画面から条件にそった各種帳票の印刷が可能
  • リアルタイムでの在庫数の把握
  • 材料費、加工費の管理による製品単価、資産の算出
  • 作業員への製品毎に材料の投入分量指示

VOICE

お客様の声
point01

材料の在庫管理

数種類ある材料(ペレット)の保管場所や残量が正確に把握でき、大幅に生産性がアップしました。材料在庫を正確に把握できるようになったため、過剰な材料発注を抑えることで不良在庫が激減しました。

point02

原価管理

製品の原価が瞬時に把握できるようになり、日々の製造利益も確認できるためキャッシュフローも安定しました。

point03

機能性・操作性

手書きで行うことがなくなり、人為的ミス防止につながりました。バーコードリーダやタブレット端末を現場へ持ち込みで作業できるため、リアルタイムに正確な情報が確認できるようになりました。作業員への材料投入指示をシステムで行えるようになり、材料の誤投入が激減しました。生産性・品質が向上し、原価も抑えることができ利益が上がる結果となりました。

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